睡眠とダイエット「睡眠がダイエットに関係する」(1)熟睡で脂肪を燃焼 寝ている間に成長ホルモンが分泌されることで、脂肪が燃焼。良質な睡眠と、そうでない睡眠を比べた場合、睡眠による消費カロリーの差は約3倍にもなり、1ヵ月でマイナス1キロのダイエットができる計算になります。 (2)熟睡で食欲をコントロール 私たちの身体に備わっている体内時計。体内時計は睡眠と覚醒だけでなく、ホルモンの分泌や自律神経の調節など、身体の動きを司っています。 睡眠が充分にとれず体内時計が乱れてしまうと、食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌が減り、食欲増進ホルモン「グレリン」の分泌が増えてしまうのです。とくに、睡眠不足になると甘いものや脂っこいものを食べたくなる傾向にあります。 (3)睡眠のカギ「3時間」と「7時間」 ●3時間 成長ホルモンは、寝入りばな3時間の深い睡眠「ノンレム睡眠」の間に分泌されることが判っています。 この3時間、途中で目を覚まさず良質の睡眠がしっかりとるためには、寝る前にたくさん水分を摂るのは控え、快適な室温を保ち、寝室を真っ暗にする、などの工夫を。 ●7時間 最適な睡眠時間は人それぞれですが、米コロンビア大学の研究によれば、7時間~9時間睡眠の人に比べ、5時間睡眠の人は約50%、4時間睡眠の人は約73%太りやすい傾向にあるそうです。 ダイエットのためには、できれば7時間は眠りたいところ。 良質の睡眠は、ダイエットだけでなく健康のためにも欠かせません。朝はしっかりと朝日を浴び、朝食を摂って体内時計をリセットして、夜はしっかり眠る生活を心がけたいですね。 トリプトファンを含んだ食材で快眠! 眠りを誘うホルモン「メラトニン」の生成を助ける働きがある必須アミノ酸「トリプトファン」を、食事でとりましょう。身近な食材である納豆・牛乳・豆乳・バナナなどにトリプトファンが含まれています。トリプトファンは炭水化物と一緒にとることで脳内に届きやすくなるので、炭水化物もしっかりと一緒にとってあげましょう。 意外な食材にも安眠作用が 夏に美味しくなる葉レタス。実はレタスの茎の部分に含まれるラクツカリウムには精神をリラックスさせ、催眠作用があるとされています。スープやお味噌汁にさっと入れても美味しくいただくことができます。 |